「月夜のけだもの」の歴史

3月24日〜25日に開催される創作影絵人形芝居「月夜のけだもの」「極楽金魚」。先日「極楽金魚」が様々な形で上演されてきた歴史に触れましたが、今回は新作「月夜のけだもの」の歴史をご紹介いたします。実は、この作品にも別の姿があったのです。 今回影絵で上演する宮澤賢治の『月夜のけだもの』は2006年『賢治讃え』という宮澤賢治作品のオムニバス公演で仮面劇として上演されました。   お芝居は仮面パ […]

スクリーンの向こう側 〜影絵操作の舞台裏〜

先日ご紹介したインドネシアの伝統芸能「ワヤン・クリ」には、長い時間の間に蓄積された様々な知恵・技術が盛り込まれています。 当劇団で「ワヤン・クリ」のどんなところを参考にしているかは既に公開されている記事「横浜ボートシアターの影絵の源流」をご参照いただくこととして、本日は横浜ボートシアターの影絵セットの裏側を語り・人形操作の吉岡紗矢がご紹介! 人形や仕掛け、スイッチ類は手の届く範囲にまとまっています […]

『極楽金魚』の歴史

3月24日(土)〜25日(日)に横浜「自在」南軽井沢稲葉邸で開催される創作影絵人形芝居二本立て公演。 そのうちの一作「極楽金魚」は、50年以上の歳月の中で実に様々なスタイルで上演されてきました。 1週間後の上演を前に、改めて作品の辿った歴史を振り返ります。 四国高松の郷土人形「奉公さん」についていた小さな紙切れにごく簡単な由来話が書いてあったのを見て、それを元に遠藤が創作した物語。 まず、ラジオド […]

10月上演「シグナルとシグナレス」の初稽古!

待望の賢治×遠藤@船の上演 10月に拠点であるボートシアターで久々の上演を行います! 題して『賢治讃劇場』、宮澤賢治の「フランドン農学校の豚」「シグナルとシグナレス」の二本立てです。 「シグナルとシグナレス」の初稽古を去る6月23日に行いました。 吉岡・奥本・松本がそれぞれの視点でご報告いたします。   深刻な喜劇、コミカルで切ない恋の物語 二本立て 「フランドン農学校の豚」は食に関する […]

「恋に狂ひて」ツアーを楽しむために 徳島編 「確たる伝統芸能の地へ、いざ」

「確たる伝統芸能の地へ、いざ」   徳島県には阿波人形浄瑠璃という伝統芸能があります。 江戸時代に淡路から伝わった義太夫節による三人使いの人形芝居で、人形の頭は文楽より少し大きく、広く農村で演じられ、全盛の明治中期頃には県内に70以上の人形座があったとか。戦中までに衰退の一途をたどるも現在は多くの座があり、小中高のクラブ活動でも盛んに取り組まれているといいます。 さて「恋に狂ひて」は人形 […]

「恋に狂ひて」ツアーを楽しむために 高知編 「古きが今に生きる町」

「古きが今に生きる町」   弁天座のある赤岡は絵金の町。 江戸時代末期から明治にかけての絵師、弘瀬金蔵(通称・絵金)の屏風絵23点を所蔵し、毎年7月に絵金祭りを催し、全国からたくさんの人々が、その残酷な芝居絵が町中に飾られ蠟燭の灯りに浮かび上がるのを一目見ようと、赤岡を訪れるといいます。 残酷な絵は魔よけの意味があるという。芝居絵と言っても、舞台の上に実際にあるはずもない血や内臓、死に際 […]

「恋に狂ひて」ツアーを楽しむために 岡山編 ツアー中一番長くお世話になります!

岡山公演の会場となるのは岡山天神山文化プラザ。今回のツアーでは、なんと3回も『恋に狂ひて』を上演致します。また、それだけでなく仮面ワークショップも開催させていただくことになり、非常に充実した滞在になるのでは、と今から心待ちにしているところです。 横浜ボートシアターとしては、岡山でワークショップを開催したことはありますが、公演を行うのは今回初めてです。 会場の岡山県天神山文化プラザは、2005年のリ […]

「恋に狂ひて」ツアーを楽しむために 京都編

今回の「恋に狂ひて」ツアーをより楽しいものにするために、 上演場所各地と横浜ボートシアターや「恋に狂ひて」に関する情報をお届けいたします。 第一弾は、京都の特集をいたします。 ※アイキャッチ写真:古屋均 1200年の歴史を持つ古都・京都、ここはツアーのスタート地点であり、物語の舞台でもあります。 説経・愛護の若は中世に書かれ、中世末期から近世にかけ説経として語られていた作品ですが、 物語は平安時代 […]

【語り作品特集第3回】軒もる月

語り公演「日本間で聴く樋口一葉・芥川龍之介」に際し、当劇団の語り作品を特集しています。 今回は樋口一葉原作の「軒もる月」です。この作品は、いわゆる「奇跡の14ヶ月」の3作目にあたります。 演じられた回数こそ多くありませんが、感想にもある通り、 「自分で自分の心に片をつけてゆく」経験をした女性からの評判が非常に良い作品です。 語りを演じている吉岡紗矢が興味深い「作品メモ」を書いたので、こちらもぜひご […]

【語り作品特集 第1回】洞熊学校を卒業した三人

12月に行われる語り公演「日本間で聴く樋口一葉・芥川龍之介」開催に際し、横浜ボートシアターの語り作品を特集します。 「語り」という言葉からは、控えめな抑揚で淡々と語られる「朗読」のようなものを 思い浮かべる方が多くいらっしゃるかもしれません。 しかし、横浜ボートシアターの「語り」はもっとダイナミックなスタイルを目指しています。 観客の想像を膨らませるために、キャラクターの喜怒哀楽を的確に演じ分ける […]