遠藤啄郎

前劇団代表

脚本、演出家、舞台使用の仮面のデザイン製作者。

1928年
神奈川県平塚に生まれる。
1952年
東京藝術大学油絵科卒業後、個展グループ展などで作品を発表。 1959年頃より、ラジオ、オペラ、ミュージカル、舞踊、人形劇、 演劇などの脚本ならびに演出家に転向。 舞台作品の海外公演も多く、ヨーロッパ、アメリカ、アジアなど三十都市におよぶ。 長期公演としてはパリ、オルセイ劇場での、人と人形の劇『極楽金魚』の一ヶ月公演がある。
1981年
横浜の運河に浮ぶ木造船内を劇場とし、横浜ボートシアターを結成。 横浜ボートシアターの代表作には、仮面劇『小栗判官照手姫』(第十八回紀伊国屋演劇賞受賞)、仮面劇『若きアビマニュの死』、仮面劇『王サルヨの婚礼』などがあり、他に『仮面の四季』(セゾン劇場特別公演)、『夏の夜の夢』(シアターコクーン、プロデュース公演)、『龍の子太郎』(青山劇場五周年記念公演) 、『耳の王子』(横浜ボートシアター・インドネシア国立芸術大学共同作品)などがある。
多摩美術大学映像演劇科、日本オペラ振興会、オペラ歌手育成部、桐朋音大演劇科などでの講師をつとめる。横浜ボートシアター代表。
著作には「極楽金魚」(フレーベル館)、写真集「横浜ボートシアターの世界」(リブロポート)、脚本集「仮面の聲」(新宿書房)などがある。第50回横浜文化賞 受賞。