yoshiokasaya– Author –
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「恋に狂ひて」ツアーを楽しむために 徳島編 「確たる伝統芸能の地へ、いざ」
【「確たる伝統芸能の地へ、いざ」】 徳島県には阿波人形浄瑠璃という伝統芸能があります。 江戸時代に淡路から伝わった義太夫節による三人使いの人形芝居で、人形の頭は文楽より少し大きく、広く農村で演じられ、全盛の明治中期頃には県内に70以上... -
「恋に狂ひて」ツアーを楽しむために 高知編 「古きが今に生きる町」
【「古きが今に生きる町」】 弁天座のある赤岡は絵金の町。 江戸時代末期から明治にかけての絵師、弘瀬金蔵(通称・絵金)の屏風絵23点を所蔵し、毎年7月に絵金祭りを催し、全国からたくさんの人々が、その残酷な芝居絵が町中に飾られ蠟燭の灯りに... -
散りたる花は母上様 咲きたる花は父御様 つぼみし花は愛護なり
「恋に狂ひて」稽古日誌(2015年3月29日) 咲き始めの桜がいい匂いですよという話を聞いたのが昨日。 いよいよいい季節が来たと喜んでいたが、午後の船劇場内は初夏のようでした。 とても衣裳を着る気にならない。 「夏場はハイネックの衣裳を別なものに変... -
抜き稽古4日目
2015年3月23日「恋に狂ひて」稽古日誌 稽古前にみんなでコロコロを使い、パンチをサッと掃除する。 そこへ今回楽師として参加している村上さんが颯爽と現れたので、みんな「あれ?」と思った。 会社員の村上さんは今日は仕事で来られないと言っていたのに... -
語りワークショップ新年のご挨拶
語りワークショップ日誌(1月8日) 本日は新年のワークショップはじめでした。参加者は少なめでしたが、今年も各々の地道な探究がスタートしました。 皆様、本年もどうぞよろしくお願いいたします。 はじめに今年の語りワークショップの予定をお知らせいた... -
12月語り公演「日本間で聴く樋口一葉・芥川龍之介」稽古日誌(8)
【藪の中】 演出・役者共にかなり手応えをつかんだようです。最後の巫女の語りは非常に難しいという課題こそ残っていますが、前半部分はいい感じにまとまってきました。最後まで気は抜けませんが、これでようやくラストスパートまでの道がはっきりと見えて... -
語りワークショップ日誌(2014年12月1日)
本日の稽古には、新品の正座椅子が登場し、活用されました。 12月の語り公演「日本間で聴く 樋口一葉・芥川龍之介」で使用するため、吉岡が製作したものです。 いつもは全員椅子に座って語るのですが、今日は正座椅子で語ったところ、皆さん声の出がよいと... -
語りワークショップ日誌(2014年11月17日)
本日は参加者が少なくゆったりとした稽古でした。しかし、発声については個人的に思うことがいくつかあり、とても実りの多い稽古となりました。 日々の修練について 春に行った公演「恋に狂ひて」で、私は長年の発声や芝居の癖を見直す大き... -
【語り作品特集第3回】軒もる月
語り公演「日本間で聴く樋口一葉・芥川龍之介」に際し、当劇団の語り作品を特集しています。 今回は樋口一葉原作の「軒もる月」です。この作品は、いわゆる「奇跡の14ヶ月」の3作目にあたります。 演じられた回数こそ多くありませんが、感想にもある通り、...
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