新版 小栗判官・照手姫

『新版 小栗判官・照手姫』2025年座・高円寺公演
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「せりふだけが語るのではない多声的な」演劇本来の魅力を堪能できる「未分化の演劇」。「変身」という演劇の原点のエネルギーをこれほど説得力豊かに繰り広げた舞台も希有ではないか。

桑野隆(元早稲田大学教授)

なぜこのテキストでなければいけなかったのか、それはここに民衆のコロスともいうべき、集団としての想像力が詰め込まれているからなのではないか。かつての極彩色の仮面劇が、歌舞伎の世界に近いとするならば、新版はより中世の説経節の世界に近い。 

大島幹雄(作家・サーカス学会会長)

写真:渡部晋也
写真:Gan 極楽商会
写真:渡部晋也
写真:渡部晋也

本作は遠藤郎追悼公演として、劇団の代表作である伝説の舞台『小栗判官・照手姫』を舞台美術家・堀尾幸男氏の総監修の元、20年ぶりに新たな形で復活させたもの。小栗・照手・鬼鹿毛の墓があり、物語に縁深い沢の時宗総本山「遊行寺」の本堂を皮切りに各所で上演、3年目となる今回は座・高円寺にてさらに趣向を凝らし、作品の深化を目指している。

写真:渡部晋也
写真:古元道広

あらすじ


鞍馬の申し子「小栗判官」は、日光山の申し子「照手姫」を強奪したかどで武蔵相模両国の豪族である横山一族に殺された。同罪とされた照手も父親によって海に流されたが一命を取りとめ、転々と売られた未に遊女の下働きへと身をやつす。地獄に落ちた小栗は閻魔の計らいで現世に餓鬼阿弥の姿となって蘇るが……。あらゆる被差別民を受け入れてきた聖地熊野への巡礼の旅が始まる。9人の演者が語り、奏で、歌い、踊り、古語と仮面によって描き出す中世のファンタジー。人々が再生への祈りを込め語り継いできた奇跡の物語に、総力を挙げて挑む。

※ 「餓鬼阿弥」は「餓鬼病み」、ハンセン病患者を指す。聖地熊野は浄土より湧き上がる薬の湯への圧倒的な信頼により、あらゆる被差別民を受け入れることができたという。

出演・演奏

丹下一 + 増田美穂 + 桐山日登美 + かわらじゅん + 近藤春菜 + リアルマッスル泉 + 柿澤あゆみ + 奥本聡 + 松本利洋 + リアルマッスル泉

スタッフ

脚本・仮面:遠藤啄郎

構成・演出・仮面:吉岡紗矢

総監修・舞台美術・衣装・仮面:堀尾幸男

音楽・チラシデザイン:松本利洋

衣裳協力:佐々波雅子

照明:竹内右史

舞台監督:三津久 

舞台監督助手:嶋崎陽

身体表現指導:ケイタケイ + ラズ・ブレザー

語り指導:説経節政大夫

制作:横浜ボートシアター(奥本聡 + 松本利洋 + 吉岡紗矢) + 西山水木 + 古元道広

配信動画:Shell Mound Pictures

協力: 玉寄長政 + 村上洋司 + 古澤敏文 + 横浜ボートシアターを目撃する会

主催:横浜ボートシアター

提携:NPO法人劇場創造ネットワーク/座・高円寺

助成:アーツカウンシル東京[東京ライブ・ステージ応援助成/東京芸術文化鑑賞サポート助成]

アーツカウンシル東京ロゴ

本事業は、障害の有無や、言語・文化の違いを超えて、誰もが楽しめる東京を目指すキャンペーン「オールウェルカム TOKYO」に協力しています。

台本貸出

聴覚障害者の方向けに、台本貸出を行います。
●ご希望の方は、ご予約時など事前にご連絡いただくか、当日受付にてお申し付けください。
●万が一ご希望の方が多数いらっしゃる場合は、お申し出の先着順にお渡しいたします。

●日時

11月26日(水)18時30分

11月27日(木)14時

11月28日(金)14時

11月29日(土)15時

11月30日(日)13時

受付開始:開演の1時間前(整理番号発行)

開場は開演の30分前。(整理番号順入場)

●アフターイベント

11月27日:アフタートーク

ゲスト:吉見俊哉(國學院大学観光まちづくり学部教授、東京大学名誉教授)、堀尾幸男(舞台美術家、元武蔵野美術大学教授)

11月28日:アフタートーク

ゲスト:近藤ようこ(漫画家)

11月29日:音楽ライブ

劇中曲の演奏、楽器紹介など。

●字幕

11月28日:英語ガイド(英語字幕)あり

English guide via projected subtitles (11/28)

11月29日、11月30日:現代語字幕(字幕映写)あり

本作で用いられる言葉は古語です。作品理解の助けとして、場面説明の字幕を投影いたします。

チケット

一般:4500円

学生:2500円(院生・専門学校生含む、要学生証提示)

全席自由(日時指定)

チケット発売開始:8月20日〜【チケット発売開始しました】

未就学児の入場はご遠慮ください。

ご予約・お問い合わせ:横浜ボートシアター

E-MAIL info@yokohama-boatthatre.org

TEL 080-6737-5208

ご予約:座・高円寺チケットボックス(月曜定休)

  • TEL 03-3223-7300(10:00~18:00)
  • 窓口(10:00~19:00)
  • https://za-koenji.jp/(無休24H受付)

座・高円寺の劇場割引券「なみちけ」もご利用いただけます。

◆以下のサービスは劇場で承ります。

  • お申込・お問い合わせは座・高円寺チケットボックスTEL03-3223-7300まで。
  • *車椅子スペースをご利用の方は、前日までにお申し込みください(定員あり)。
  • *障がい者手帳をお持ちの方は、座・高円寺チケットボックスでご予約いただくと1割引きになります。
  • *託児サービス(定員あり・対象年齢1歳~未就学児・1週間前までに要予約)料金:1,000円。
2024年公演詳細

日時詳細

※ キャンセル待ちとなっている公演へのご予約は、問い合わせ先のメール(info@yokohama-boatthatre.org)、または電話(080-6737-5208)までご連絡ください。

【当日券情報】7月8日(月)18時開演の回
開演1時間前より、当日券を販売いたします。ご希望の方は会場受付までお越しください。

藤沢公演 遊行寺本堂

7月6日(土) 14時開演【前売券キャンセル待ち】

7月7日(日) 14時開演【前売券キャンセル待ち】

開場は開演の30分前。

アクセス

〒251-0001 神奈川県藤沢市西富1-8-1(Google Map)

電車

JR東海道本線・小田急江ノ島線・江ノ島電鉄 藤沢駅北口より徒歩約15分

小田急江ノ島線 藤沢本町駅より徒歩約20分

バス

藤沢駅北口4番または5番のりば「戸塚バスセンター行」「大船駅西口行」乗車、「藤沢橋」下車

タクシー

藤沢駅北口で「遊行寺まで」とお伝えください。

東京公演 牛込箪笥区民ホール

7月8日(月) 18時開演

7月9日(火) 14時開演

開場は開演の30分前。

アクセス

〒162-0833 新宿区箪笥町15番地(Google Map)

都営地下鉄大江戸線 「牛込神楽坂」駅A1出口より徒歩0分

東京メトロ東西線「神楽坂」駅2番出口より徒歩10分

都バス飯62系統 小滝橋車庫前~都営飯田橋駅 または、橋63系統 小滝橋車庫前~新橋駅「牛込北町」下車

一般来場者用の駐車場はございません。公共交通機関(地下鉄、バス)をご利用くださいますよう、ご協力をお願いいたします。

チケット料金

一般:4000円

学生:2000円

(当日各+500円)

予約・お問い合わせ

横浜ボートシアター

MAIL info@yokohama-boatthatre.org

TEL 080-6737-5208

チラシ裏面

新版 小栗判官・照手姫2024年公演チラシ裏

上演履歴

2023年初演 11月藤沢・遊行寺本堂、東京・シアター代官山