10月15日〜16日、Zoomでの語りのオンラインワークショップ開催いたします!

「朝」という言葉をなぜ「あ」と「さ」という音で表現するのでしょうか。先人たちが積み上げて来た、日本語の音声としての豊かさをに気付き、その繊細なニュアンスを扱う術を研究します。

さらにその中で、自分の発声の癖や力み、精神的な構えなどに気付き、それを克服し、自分が本来持っている声を見つけてゆく作業を行います。

また、優れた文学の音声としての魅力に出会う機会でもあります。

言葉そのものが求めてくる音色、それぞれ体のどこに響いている音なのか、どのような空間を持った音なのかを丹念に探ります。音と音の関係、単語と単語の関係、文節と文節の関係、文章と文章の関係はどのように展開しているのかを考え、その展開を音声として表現することに挑戦します。そのように身体を通して言葉と出会って行くことで、書かれている内容を発見して行く講座です。黙読を起点に解釈をする方法では気づけないことに出会えるはずです。

今回も宮澤賢治「セロ弾きのゴーシュ」冒頭、石原吉郎の詩をテキストとして使います。

参考:遠藤語録(語り篇)

日程

  • 10月16日(土)14:30〜15:30 宮澤賢治「セロ弾きのゴーシュ」(部分)
  • 10月16日(土)16:00〜17:00 石原吉郎の詩
  • 10月17日(日)14:30〜15:30 石原吉郎の詩
  • 10月17日(日)16:00〜17:00 宮澤賢治「セロ弾きのゴーシュ」(部分)

備考

  • 本講座はZoomを用いたオンラインワークショップです。当日、お申し込み時にご入力いただいたメールアドレス宛にミーティングURLをお送りいたします。
  • 参加者が1名の場合、そのクラスは30分とさせていただきます。30分となる可能性が出た場合、前日にその旨をご連絡いたします。当日の開催1時間前に申し込みを打ち切り、人数に伴う時間を決定しご連絡いたします。
  • 各クラス定員3名。
  • 受講料2000円

宮澤賢治「セロ弾きのゴーシュ」(部分)

冒頭の楽団の練習風景、ゴーシュが楽長に叱られている辺りまで。

宮澤賢治の音楽性豊かな言葉の、独特なリズムや音色の組み合わせによって立ち上がって来る物語世界を楽しみましょう。

〈散文の物語〉「地の文→説明、セリフ→ドラマ」となりがちですが、空間や時間の変化、出来事の展開を追う地の文の語り口によってドラマを作ります。

石原吉郎「いちごつぶしのうた」「棒をのんだ話」「麦」「位置」

いずれの詩を選ぶかは自由選択。

平易に書かれた言葉の中にある厳しさ、残酷さを注意深く拾って行きつつ独特のユーモアを味わいましょう。

〈詩〉言葉同士の飛躍に忠実に、身体を切り替え音声化することで、内容を発見し、詩人が切り拓いた言葉の可能性を体現します。作品が短いので、始めから終わりまでの方向性を出しながら全体の稽古がしやすいです。

講師:吉岡紗矢

講師:吉岡紗矢

桐朋学園大学芸術科演劇専攻卒。

1997年『小栗判官・照手姫』シンガポール公演以降、2020年まで劇団のほぼ全ての作品に出演。

2018年より池袋コミュニティ・カレッジにおける遠藤啄郎の語り講座「発声から言葉の表現まで」の助手を務め、2020年より講師を務める。

代表作に、樋口一葉作『にごりえ』『十三夜』の一人語り、遠藤啄郎作『極楽金魚』、宮澤賢治作『洞熊学校を卒業した三人』『月夜のけだもの』の創作影絵人形劇がある。(全て演出/遠藤啄郎、音楽/松本利洋)

2021年6月『白い影絵〜石原吉郎「望郷と海」および詩篇より〜』の脚本・演出を務める。

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