12月語り公演「日本間で聴く樋口一葉・芥川龍之介」稽古日誌(7)

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藪の中

まずは最初に通して演じた後、個々のパートの語りを細かく詰めました。
やはり巫女のパートは一番大変なようですが、うまくいけば一番面白くなるように思えます。
音楽的には全体の枠組みがある程度はっきりしたので、翌週の稽古までの一週間が勝負だと感じています。

にごりえ

吉岡さんが体調を崩されたため、中止となりました。

稽古後、「にごりえ」の風景描写として登場する「甚句」「かっぽれ」「都々逸」や、昔話題になった泡沫候補の政見放送やその他諸々の動画をYouTubeで 観ていると、遠藤さんが不意に「こういうの(ネット環境+α)がなかった時代とある時代では何かが決定的に違う、ということを実感した」とおっしゃっていました。

僕の世代の感覚だと、既にネットは電気・ガス・水道と同じくらいインフラとして当たり前のように感じている人が多いと思います。しかし、慣れきってしまっている僕らでは気づけなくなっていることがあるのかもしれません。

最近iPadを購入した遠藤さんが、ネットというものに何を見出すのか、今から楽しみにしています。

松本利洋

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