説経「愛護の若」より−恋に狂ひて−

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美少年と一族郎党の〈悲劇〉が、うごかない人形と俳優によって、時空をこえ、重層的な物語を浮上させた“あらたな代表作”との呼び声が高い本作品(2014年初演)。今回、劇団の35周年と代表 遠藤啄郎の米寿を祝い、拠点の船劇場を漕ぎ出てKAATに上陸。新キャスト、新演出もくわえた待望の記念公演!

 

あらすじ

平安時代、嵯峨天皇の御世。公家二条蔵人清平の一人息子「愛護の若」は、母の命と引き換えに授かった観音の申し子であった。しかし継母「雲居の前」に懸想せられ、父親からもうとまれ、霧降の滝に入水自殺してしまう。雲居の前も愛護の若の父に簀巻きにされ滝に入水。後に龍の姿となり「愛護の若」の死骸を頭上に載せ現れる。そして、愛護の若に関わった人々108人すべてが霧降の滝に身を投げ、果てるのであった。

PV

舞台写真

(写真 古屋均)


会場

KAAT 神奈川芸術劇場大スタジオ

チケット発売(全席自由)

  • 4/3(日):かながわメンバーズ(KAme)先行発売(インターネットのみ)
  • 4/7(木):一般発売

前売

  • 一般 4,000円
  • U24チケット(24歳以下)3,000円
  • ペア 7,000円(劇団のみ取り扱い)

当日

  • 一般 4,500円
  • U24 3,500円

リピーター割引あり!

半券お持ちで劇団に事前予約の方、当日受付にて 一般は3, 500円、U24は2,500円(ご本人に限ります)。


 

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リンク

「恋に狂ひて」動画リスト(大正大学表現学部制作)

「恋に狂ひて」特設ページ(大正大学表現学部制作)

 


チケット取り扱い

●横浜ボートシアター

●チケットかながわ

  • TEL 0570-015-415
  • 窓口 KAAT 神奈川芸術劇場2F(10:00~18:00)

●マルメロ

  • E-mail: marmeloyama@gmail.com

●イープラス

  • http://eplus.jp/kaat/(PC・携帯)

 


スタッフ・キャスト

<音楽> 説経節政大夫 松本利洋 <舞台装置> 堀尾幸男 <振付> 森田守恒 <衣裳> 佐々波雅子 <照明> 竹内右史 <舞台監督> 三津 久 <音響協力> 越川徹郎 <演出助手> 垣花理恵子 <人形美術助手> 吉岡紗矢 長井望美 <人形操作指導> 中村孝男(人形劇団ひとみ座) <記録映像・写真> 古屋均 <制作> 斎藤 朋(マルメロ) 奥本聡+横浜ボートシアター

<出演>玉寄長政 吉岡紗矢 近藤春菜 柿澤あゆみ 奥本聡 リアルマッスル泉

 

主催:横浜ボートシアター 提携: KAAT 神奈川芸術劇場
協力:(公財)現代人形劇センター、大正大学表現学部
助成:芸術文化振興基金、(公財)全国税理士共栄会文化財団


 

お問合わせ

●横浜ボートシアター(〒143-0016 東京都大田区大森北1-11-11-404号)

  • TEL 080-6737-5208
  • FAX 03-3761-6358
  • E-mail: yokohama.boat.theatre@gmail.com

 

初演時のご感想(アンケートより)

2014年3月7日

空間と言葉と語り、人形と演者の方々、音楽。とても心地よく一体となっていました。観に来れてよかったです。ありがとうございました。(20代・女性)

とても面白い! 滝の場面が特に。芝居の魅力をあらためて感じました。ありがとうございました。(60代・女性)

病鬼の演出がとても良かったです。人形と役者の表情が二重映しになる感覚が面白いと思いました。仮面も様式的でありつつ生々しい力強いものを感じます。時折強調される「NHK教育」的な演出は好きではありません。パーカッションも良かったです。観終わったときの感触が能と同じで、死者が自らいかに死んだかを語ったような、そういうカタルシスが居並んだ人形にありました。(30代・男性)

狂言と演劇そして人形劇をいっぺんに観られたようでお得感に満ち溢れる。(10代・男性)

非常に楽しませていただきました。試演会からの進化・発展をすべての面に感じます。完成度が高く素晴らしかった。(女性)

とても面白かったです。またぜひ観に来たいです。(30代・女性)

清平妻の命が失われる演出が動きがあってよかったです。

はるばる来てよかった。観られて良かった。これにつきます。ありがとうございました。(女性)

ボートシアターをずっと楽しみにしていて、今日やっと来ることができました。とても良かったです。今日が初日ですので、皆さんお身体に気をつけてがんばってください。(30代・女性)

2014年3月8日

人形も人物も圧倒されました!(60代・女性)

語りあり。歌あり。踊りがある。愛、憎しみ、裏切り、怒り、絶望すべて。情念が浄化されていく。仮面、人形。中世・現代。ジャンルや時空を融合していることに感動しました。(60代・男性)

文語調の語りに耳が慣れるにつれ、その歯切れの良さと力強さにひきこまれました。人形と人とが一体化し、楽しませてもらいました。(女性)

good! 今回で3回目の『恋に狂ひて』でした。役者・人形・語り・音楽・仕掛け全て良かったです。どうもありがとう。(男性)

もっと宣伝したいですね。船でマハーバーラタ以来の満足感です。(男性)

ダイナミックな舞台で、大変感動しました。ボートシアター(舞台)を模型にしたらいかがでしょうか。記念になります。(60代・男性)

ボートシアターでの上演、観劇を心待ちにしていました。ようやく、初めて観ることが出来ました。説経節と絡み、舞台装置、人形、仮面の構成の妙はもちろんですが、話がすごいですね。ここまで無常観のある話とは思っていなかったので、驚きました。人形と人、人が作る現象の表現が楽しかったです。救いの無さがたまらなかった。(40代・男性)

静的なものを想像していたのですが、テンポも良く、曲も現代的で飽きずに楽しめました。古い日本の思想に基づくお芝居は(文楽なども)見ていて、あまりにも理不尽なのでつらくなりますが、笑いもまじえて軽やかに扱っていただいたのが救いでした。役者さんたら、ひとり何役も、スゴイ。おつかれさまでした。(60代・女性)

久しぶりの船劇場。楽しく拝見しました。折口論文も読んで、全文を読みましたがわけがわかりませんでした。今日芝居を見て、ようやくストーリーがわかりました。(50代・男性)

人形劇を劇場で観るのは初めてでしたが、想像以上に迫力があり驚きました。役者や音楽のパワーを身近に感じられたことが第一印象として残っています。個人的に一番驚いたのは、役者と人形が一心同体のようになっていたことです。

2014年3月9日

語りの楽しさがいっぱいでした。人形の扱いもよかった。あらすじの一部、フランス古典フェードルと似ていますね。両方構造分析をしてみたくなりました。(50代・男性)

とっても楽しめました!! 日本語の美しさや、いつの時代も変わらない人間の普遍的な感情が、とてもストレートに伝わってきました。

役者と人形の関係が不思議なパワーで迫ってきました。3Dのような、絵画のような、何とも言えない世界でした。とても良かったです。語り調が少し難しく、すんなり体に入ってこない気もしました。

本当に素晴らしく感動致しました。どれだけ時間を積み重ねてきたことか……集大成というより、新しい世界に一歩踏み出したのではないでしょうか。生身の人間そのものが語って、感情が見えてしまうよりも、物語を自分で想像したり、ふくよかになるのが不思議です。コトバの力、場、音楽、人形……すべてが混在し、また、それを勉強するのではなく、遊んでしまうに近いところの力加減が、観る者も、肩の力が抜け、とてもよいと思いました。本当に良かった。(参った、参った、まずいぞ私。くそー年寄りに負けていられない)(女性)

予想以上の迫力で感動しました。ふね劇場での公演が堂々とできるようになることを祈っています。(50代・男性)

素敵です!! どんな形になるのか想像ができませんでしたが、人形も音楽も芝居も衣装もせりふもみんな素敵です。前の船より大きいですよね?さりげない揺れがたまらなく良いですね。すべてが心地よく眠くなりそうなのが難ですが……。札幌公演、ぜひ実現して欲しいです。鳥の話でやまびこ座に来て以来いらしてないのでは?群読、ユニゾンの台詞大好きです。衣装の森になったり、道になったり素敵です。札幌ぜひ来てください!!(50代・女性)

はじめて観ましたが、感動しました。人形も素晴らしく、演者もとても良かったです。語る”ことば”にいやされました。船という環境の中で素敵な体験をさせてもらいました。ありがとうございました。(60代・女性)

歌の感情描写が長く、言葉が聞き取りづらいので眠くなりました。人形を使っているメリットは何なのかよく伝わってきません。文楽では人形自体が動くので、人形が息づいているように見えるのか?ここではまったく動かないので共感できないのか?そのかわりに背後の人間が演技しているので、どこを見たら良いのかわからないのか?うまく書けませんが、舞台の焦点が定まらない、バラバラな印象を受けます。上記作品(小栗、マハーバーラタ、宮沢賢治)にはどれも大変感動しましたので、次回作を楽しみにしています。船劇場も(揺れるのも含めて)面白かったです。(50代・女性)

劇団も先生もパワーアップ。30年近くのファンはうれしい限りです。(40代・女性)

語り・人形使いなど、やはり面白いと感じました。船劇場は魅力的です。(40代・女性)

シンプルな演出と声、セリフがよく通り、心に響くものでした。小道具がもう少し、目に見える形でもいいかなと思いました。(50代・女性)

良かった!語り・舞台の作り方・人形の使い方・人との一体感・構成・流れ・etc、そして衣装も、とても面白かったです。皆様ありがとうございました。

奥に長い舞台と人形の使い方と興味深いコラボレーションでした。説経節を聞かせる一幕が入っても良かったと思います。

場の設定、舞台空間、人形、仮面、と人、音など、全てが一体となった異空間でおりなされる因果。素晴らしい舞台でした。ありがとうございました。(60代・男性)

このような公演ははじめてみました。すばらしかった!!の一言です。皆さんお疲れさまでした。

ボートシアターの『小栗判官・照手姫』を初めて観てからもう20数年。説経をもとにした公演が今回で2回目というのに驚いた。人形劇というので、どのように演じるのか興味があった。仮面でなく人形というところに新鮮味があったし、また演劇的にも成功していた。静的な第1部、動的な第2部の演出も興味深い。女優さん3人がとくに熱演で素晴らしかった。台詞はだいたいわかったので、脚本はこれで良いと思う。それにしても登場人物がよく泣きましたね。結末が人形の整列なのもよかった。『小栗』に引き続いて、説経を題材としたところに意味がある。(60代・男性)

人形の劇ははじめてで新鮮でした。人形の使い方がとてもよかったと思います。(50代・女性)

物語の悲愴さがひしひしと伝わるお芝居でした。エンマ様の動きが印象に残っています。ワークショップでお借りした仮面が登場していて、私もアレをつけたんだなあと思い、興奮しています。とても面白かったです。お疲れさまでした。(10代・女性)

2014年3月14日

声・人形・身体と言葉の表現の可能性に興味を持ちました。文語体とエレキギターの融合が表現として良いと思います。日頃仕事で忙しくしていますが文化は人が生きていく上で不可欠と再認識しました。(20代・男性)

人形をどう使うのかと思っていたが中々うまく構成されていて感心しました。大いに満足しました。ぜひ今後の企画に活かしていただきたいと思います。

人形劇は初めてでした。素晴らしい!の一言に尽きます。黒子の衣装が機能的で斬新です。龍神の瀧の布の使い方が上手い!はじめどうなる事かと思ったが引き込まれていった。台詞が聴きやすく通る語りで最高でした。(70代・男性)

もっと人形を振り回さない方がよかったと思いました(置きっ放しにするとか)。役者の方の演技がいい分そこが気になりました。

素晴らしい!言葉が難しくても言葉の持つエネルギーがそのまま語りかけてくる様なとてもエキサイティングな舞台でした。役者の皆様も素晴らしい!演出も、人形も、舞台におさまりきらない素晴らしい作品です。今日はドキドキして眠れそうにありません!(女性)

もう、大興奮でした。改めて人形劇の可能性を感じました。(20代・女性)

春菜さんかっこよかったです。人形と、人形を動かし、体で表現している人が、2つあって1つの役になっているのがちょっと不思議な感じでした。いたち、さる、えんま大王などの笑いや、最後の集団自殺など、ちょっと今までの自分のイメージとは違う、でもどこかなるほどという日本を感じました。(男性)

2014年3月15日昼

是非再演を(シアターΧで)(70代・女性)

去年のボートシアターでの公演を観ての観劇でした。役者さんたちが人形と同化し、また、舞台の一部にもなる演出は見事でした。

以前、文楽をよく観ていたのでなおさら感じたのですが、演じる人の表情が豊かなのに、人形そのものが語り、感情を表出しているようにぐいぐいと引きこまれました。

見応えのある作品でした。語りと音楽・効果が体にやさしく気持ちよかった。人形というのもいい思いつきだと思いました。(70代・女性)

はじめての形態で戸惑いもありましたが、音楽も情景をよく表現し、ひきこまれてしまいました。すばらしかったです。(60代・女性)

人形新しい世界で楽しかった。

いにしへの世に誘はれ、空想が膨らんで楽しませて頂きました。音楽も演出も人形を使うところも、そして役者達の熱演も、古めかしてくて新しく、心打たれました。遠藤さん、貴方は偉い!ワクワクさせて頂きました。(80代・女性)

古典の表現、とてもおもしろかったです。(30代・男性)

情熱あふれる劇で感激いたしました。上演時間、もう少し短いと良かったと存じます。

人形を使って大掛かりな世界をつくり出すというのがおもしろい!(50代・女性)

心打たれる作品でした。皆さんの一生懸命さをたくさんいただきました。ありがとうございました。次回も是非観に来たいと思っております。がんばってください!!政太夫さんのテーマソング(?)が哀調を帯び、心に迫ってきました。題名はわかりませんが聴いたことのある曲です。

説経節によく合っていると思います。人形も単純な作りながら美しく、動きもいろいろ工夫がしてあって感動的でした。(女性)

2014年3月15日夜

身振り・手振りで情景をここまで演出できるってすごいと思います。皆様の「表情」に、迫るものがあった。

遠藤先生、お元気で今後もご活躍されることを祈っております。新しい人形劇の形に感動しています。表現のこれからの可能性のひろがりを確信した思いです。語りと人形の動き面白かった。(60代・男性)

見所がたくさんあっておいしい舞台でした。人形見て、顔を見て、舞台美術見て、一粒で三度おいしい作品でした(段々どれ見たらいいかわからなくなりました)。声が安定しててとても聞きやすかったです。大きな声も安心して聞いてられました。(20代・女性)

全く観たことのない世界を味わえて良かったです。(女性)

仏教の力がなくなってきたときの作品でしょうか。音楽(演歌調)は再考して下さい。

昔の言葉だったのが自分でとても考えることができ、夢中になれ逆によかったです。

異なるものを感じられ、とてもよかったです。(男性)

美術・照明・衣装が素敵でした。

古語にて、中々最初はなじめませんでしたが、舞台演出、特に布の表現(勿論人形も)が面白かったです。(男性)

2014年3月16日

久しぶりに拝見、相変わらず演者たちの力強く明晰なコトバが魅力的でした。人形の使用で、大変わかり易くなりましたが、逆に、耳から聞くコトバのみによってその場その場のイメージを呼び起こされてゆくという衝迫力は少々弱まってしまったような気もします。愛護の道行きの条、感動しました。(男性)

全く予備知識・予習がなかったので、人形を使った演出ははじめはおもしろかったが、暗い!全員死んで誰もいなくなるのは好きではない。「はかなさ」がテーマなのかもしれないが、ただの(*一字判読不可)話のはて(女性)

新しい形の人形劇、新しい型のミュージカルと楽しみました。有難うございました。(女性)

とてもわかりやすい演技で良かったです。

人と人形、和と洋、伝統と技術、そのほか日本のものの中でも、いろいろなものが共存してひとつの世界をつくりあげていて、融合という言葉がこれほどふさわしいものもないと感じました。とくに人形が、折に触れて役者とひとつになって、本物よりもリアルな人に見えて、恐ろしささえ感じました。すごい。(10代・男性)

大変よかった。感動的でした。音楽、語り、人形…とても日本的な二用を、美しく、心狂おしく表現していました。次作を楽しみにしています。仮面作りのワークショップがありましたら、連絡して下さい。いつか金沢文庫芸術祭のアートギャラリーで公演できたらと切望しています。(70代・女性)

新しいジャンルの芸術として新鮮に感じました。(男性)

人形の用い方が面白い(仮面みたいな感じでしょうか)。黒い衣装でスタイリッシュにいくかと思いきや、小道具を使って具体的な表現があったり、昔の演歌調だったり、いろいろあった。この人数でやるには破格の物語という気がしました。面白かったです。祝祭とまではいかなかったですが……(男性)

今日で3回目の観劇です。船劇場では上手と下手から、今日シアターΧでは中央からと、3通り楽しませていただきました。時空間を超越した不思議な世界、演ずるハコごとに合致した演出の妙、素晴らしい!(女性)

面白かったしわかりやすかった。話の重さとノリの軽さ(?)と見た目のバランスもよく、楽しめました。(男性)

昨年五月の試演会とは打って変わった舞台、楽しく拝見させていただきました。人形と人間の距離感が楽しかったですよ。主観と客観が見事に交差する世界でした。(男性)