
この春、フランスより日本を訪れている仮面作家で演出家のClaude Roche(クロード・ロシュ)さんが、当劇団の噂を聞いて、船劇場へお越しになりました。
創作についての興味深いお話をお聞きするなど交流を深めましたが、そのご縁でこの度、Claudeさんによる仮面制作ワークショップを開催する運びとなりました。
Claudeさんの制作手法は、粘土の造形の上に小麦粉で作った糊で新聞紙を幾重にも貼っていくやり方です。今回のワークショップでは、1日目に造形と紙貼りを行い、乾燥日を中一日置いて、2日目に型抜きと彩色を行い仕上げます。
劇団の仮面制作の手法に似ていますが劇団のやり方よりずっと短時間で、大胆に仕上げて行くワークショップになります。
是非ご興味のある方はご参加ください!
Claudeさん曰く、言葉がわからなくても大丈夫とのことです。
皆様のお申込みを心よりお待ち申し上げております。

〈ワークショップ詳細〉
6月6日(金)13〜18時 仮面造形、紙貼り
6月8日(日)13〜18時 仮面型抜き、ペイント、仕上げ
場所:船劇場
参加費:6000円(二日間合計の参加費/材料費込み)
- 6日、8日いずれの日でも、粘土造形と紙貼り作業まで行っていただきます。
- 型抜き、ペイントの仕上げ作業については、説明だけ受けて後日ご自分で行っていただきます。
- 当日は紙貼りまで行った粘土をお持ち帰りいただきます。まだ固まっていない作品を持ち帰るご準備をお願いいたします。なお、粘土は3キロほどの重さがあります。
- 一日のみ参加される方の参加費は、材料代込みで4000円とさせていただきます。
お申し込み・お問い合わせ(横浜ボートシアター)
メール: info@yokohama-boattheatre.org
電話: 080-6737-5208
Claude Roche(クロード・ロシュ)

フランス在住の仮面作家、演出家、作家。ニューヨークのブレッド・アンド・パペットにてマスク制作を学ぶ。その後20年以上アメリカにてテアトル・デュ・ブレ・ノワールを主宰し、マスクと紙の彫刻を用いた30以上の演劇作品を制作。オペラへの参加、子供たちが出演する音楽舞踊劇の共同制作などを手掛ける。1984年以後、執筆活動に専念する時期を経て、世界各地で仮面制作のワークショップを開催するようになる。1994年にフランスのアルデッシュに移住し、短編作品を制作。2008年以降は毎年アジアを旅し、様々なフェスティバルに参加し、中国のナシ族や台湾のパイワン族など、仮面の使用が廃れてしまった民族グループとの活動を行っている。