2026年3月21日語りワークショップ報告

本日は初めて照手姫の道行の場面に取り組みました。

身体の軸を整え、発声練習をじっくり行ったあと、照手姫が遊女屋を飛び出して狂女の姿に様を変え、餓鬼阿弥の車を引き始める直前までの場面を、一人ずつ読んで行きます。ワークショップ後半では、二人組になって照手姫とコロスの掛け合いを語ります。

この場面は照手姫だけでなく、掛け合うコロスも同じく力強く語る場面なので、腹と下半身の支えが大変です。人によってはのけぞってようやく腹に下りるような場面もありました。

また、物理的な距離ではなく、広範囲の人々の心に深く届く祈りの声、語りかける対象の設定とそこへ絞った届け方などにも挑戦しました。

講師の吉岡としては、姫と女性コロスを男性が読んでも、描かれている魂の美しさが見えれば、特に女性として描かなくても成立する面白さを感じました。

本日の参加者の皆さんは『新版 小栗判官・照手姫』の舞台を観てくださった方ばかりだったので、照手姫の物狂いの場面がどのように語られているのか身を持って体験することをとても楽しんでくださいました。

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