『恋に狂ひて』2015年ツアー記録 6月25日(木) 岡山公演二日目

6月25日(木) 岡山公演二日目
執筆者の文字色:吉岡 奥本 松本


本日は2公演。

12時に劇場入り、各自準備を始めている。昨日の公演の疲れというのは特に感じさせない。初日は“若干固い”という指摘があったので、そこを意識して舞台に臨む。舞台に流れが出るように、一方で言葉がはっきりとわかるように。

今日は、ワークショップにも参加し前日の公演も観てくれた灯さんが受付まわりを手伝ってくれる。灯さんより神戸のお土産もいただく。チョコレートだ。朋さんは良く果物を買ってきてくれるがそれが非常に評判。なんと、この日は岡山名物の桃が登場! 流石に美味しい。ジューシー柑というのもあった。

目次

一公演目

前の日に聞こえていなかった音の返りに気づき、演奏しながら驚く。

開演前の歌稽古の時から、昨日と比べ劇場の隅々にまで意識が行き渡る感覚があった。空間に馴染むとはこういうことか。今日は抑えても抑えても生き生きしたものが湧いて来るようないい状態。昨晩の公演からあまり時間を置いていない昼公演だからか?

伯母が広島から公演を観に来てくれる。鳥を沢山差し入れてくれる。昼が中途半端だったので、非常にありがたい。公演の間にバリバリと食べる。男性楽屋でも非常に人気。おいしくてバリバリ食べてしまう。桃も食べる。味噌汁も飲む。岡山では300円弁当に助けられる。ボリューム・味・値段ともに悪くない。ごちそうさまでした。

二公演目〜打ち上げ

このあたりから、自分の集中が今までと違ってきていることに気付く。不思議な感覚。周囲がはっきりと見え、観客ときちんと対峙できているような気がする。ちょっとしたミスはあるが、神経が行き届いている。そんな感じ。ノッてきたということなのだろうか?

岡山での公演が全て無事終了。ツアー中最も長く滞在する場所で、充実した時間を過ごすことができた。おかげさまで、公演の評判はここでも良い。

昼公演は朋さん曰く「今までで一番いい」。夜公演は遠藤さん曰く「今までで一番いい」。視点により何が一番いいと感じるかに違いがあるものの、神戸で「今までで最高」が出たにも関わらず、日々「最高」が更新されるというのは素晴らしいことではないでしょうか?上演するためだけのこのハードな合宿とも言える生活で、芝居がどんどん成長している。東京・横浜の支援者の方々にもこの成長をお見せしたい!

東さんから声がかかる。

“奥本さん、いや~役者だわ”

東さんはにこにこしていた。初日のワークショップ打ち上げの時、色々とお話しをし、「恋に狂ひて」にとても期待している様子がみられ正直僕は緊張していた。プレッシャーがかかっても結構平気なタイプだけれども、緊張することは緊張する。無事、岡山での三公演が終わり正直ほっとした。

東さんに各方面にお声掛けいただき、今日は昼夜共に業界関係の方が多かったとのこと。そして好評であったことは嬉しい限りです。

東さんのご案内で打ち上げに行く。人気のお店で舌鼓。

打ち上げ会場までは、先発、後発に分かれて出た。先発は、照明の竹内さんを筆頭に会場へ向かう。僕は後発で会場を知らない人を連れていく役目。実はワークショップ到着日に東さんに案内されて、お店の前まで来ており場所は知ってた。けれども、名前までは覚えていなかった。名前を覚えておいて、みんなに伝えるべきだった。というのは、先発した人たちが店の名前を知らず迷ってしまったからだ。先発隊が迷ったのは、僕のミスだ。こんなところでもミスをしてしまった。色々とミスをしてしまう間抜けな人間だ。

打ち上げ中に日付が変わると、制作の斎藤朋さんの誕生日。みんなでお祝いした。写真を撮るために何度もロウソクをつけたり消したりしたのはご愛敬。

IMG_4067-compressor

目次