フランス視察のご報告

当劇団は7月中旬、フランス視察に行って参りました。

昨年船劇場を訪れた仮面作家・演出家のクロード・ロシュさんとアヴィニョンにて再会し、クロードさんが所属する仮面創作家協会のイベントに参加、交流と発表の機会をいただきました。

そのイベントの合間を縫って、さまざまな公演を観る機会にも恵まれました。世界三大演劇祭の規模、そこに集う人々の芸術への想い、そのレベルの高さ。かの地で受けた刺激のひとつひとつを、帰国したいまも反芻しています。

さらに、ヨーロッパの劇場関係者との面会を通じて、彼らがどのような考え、そして情熱のもとで海外の芸術家を受け入れ、創作を行っているのかを知ることができたのも、大きな収穫です。

視察後半の二日間は、クロードさんのご自宅に泊まらせていただきました。豊かな自然の中で暮らす彼の生活は、そのまま彼自身の芸術に直結しているかのようで、とても感銘を受けました。

そして視察最終日、パリの太陽劇団を訪問し、アリアーヌ・ムヌーシュキン氏をはじめとする太陽劇団の方々の前でパフォーマンスをさせていただきました。

〈謝辞〉

本視察は、私たち横浜ボートシアターを支えてくださった多くの方々によって実現したものでした。

渡航に際しては、6月19日の「YBTの未来」にご来場いただいた方々をはじめ、多くの支援者・協力者から有形・無形のお力添えをいただきました。

通訳・コーディネーターの佐野友香さんは、事前の連絡から現地でのやり取り・通訳まで、多岐にわたる仕事を担ってくださり、そのご尽力は本当に大きなものでした。

同行してくださった丹下一さんは、視察期間中(特にパフォーマンス直前)のチームをまとめてくださっただけでなく、滞在中は素晴らしい食事まで作ってくださいました。

クロードさんには、アヴィニョンや仮面創作家協会のイベントにて大変お世話になりました。ご自宅では私たちを家族のように優しく迎え入れ、ご自身の生き方やバックグラウンドを惜しみなく伝えてくださったことも忘れられません。
仮面創作家協会のイベントに集った皆様からも、クロードさんと同様に温かく迎えていただき、仮面の制作スタイル、仮面という表現手法に対する考え方や実践など、多くのことを教えていただきました。

そして、太陽劇団でのパフォーマンス終了後、アリアーヌ・ムヌーシュキン氏からは、これからの劇団の創作方針について、とても大事なアドバイスをいただきました。

この場を借りて、改めて御礼申し上げます。

これから、創作も含めた様々な形で、自分たちの体験の成果を共有していければと思っております。その第一歩として、7月25日に開催される即興仮面劇の創作ワークショップにおいて、新たな試みをする予定です。開催日が直近ではありますが、ぜひ足をお運びください。

今後とも当劇団をよろしくお願いいたします。

アヴィニョンにて。右から左に吉岡紗矢、奥本聡、佐野友香、クロード・ロシュ、丹下一、松本利洋。※敬称略
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