1987年に上演された〈幻の作品〉『夕やけぐるみの歌』を限定配信!

夕やけぐるみの歌(民話「カチカチ山」と石原吉郎の詩より)

荒魂鎮めの音楽舞踊劇

昔々あるところに、爺やんと婆やんがいた。
ある日爺やんは薪を得るため
荒魂(狸)の宿る御神木を切る。
怒った荒魂は「恩返し」に
婆やんと餅を一緒に搗(つ)いて混ぜ、
爺やんにたらふく食べさせてしまう。
荒魂がついて半狂乱の演者たちは、
爺やんの深い悲しみでふと我に帰り、ともに嘆き悲しむ。
すると彼らの祈りから和魂(兎)が誕生し、
荒魂を巧みに誘い出しては散々な目に合わせる。
「ばか」な荒魂は和魂の誘いに乗り続け、
とうとう泥舟に乗って海に出てしまう……

太平洋戦争終結後
荒ぶったままで行き場を失った〈荒魂〉の存在を
日本の内にそして自らの内に見て取った遠藤啄郎が
〈荒魂鎮め〉のために書き下ろした本作。

劇団「太陽の手」により
1974年フランス・ナンシー演劇祭にて初演されるも以降上演されず
1987年に新たな演出で横浜ボートシアターが再演しました。

現在に至るまで日本では唯一の正式な上演となる
「森の劇場(千葉県富津市)」公演の貴重な記録映像を

今週末より期間限定で配信いたします!

ご注意
◆本作は神話や説話の持つ猥雑さ・残酷さを前面に出した舞台です。
露骨な表現・残酷な表現が苦手な方はご注意ください。

◆記録映像ですので聞きづらい点、観づらい点がありますが、あらかじめご了承ください。

上演年:1987年
会場:森の劇場(千葉県富津市)


スタッフ
脚本・演出・仮面:遠藤啄郎
音楽:矢吹誠
美術・照明:浜本義行
衣裳・仮面:緒方規矩子
衣裳:吉川ゆう子
舞台監督:富田正明
演出助手:東の宮美智子
制作:岩田幹雄(横浜ボートシアター)、高増暁子(森の劇場)

キャスト
女コロスの長(楽士):菅原香織
男コロスの長(楽士・嫁):薄井幸雄
コロス(荒魂):猪ヶ倉大介
コロス(和魂):木村秀行
コロス(爺やん・まぬけ・嫁):玉寄長政
コロス(婆やん):崔美子
コロス(鳥):湯浅順子
コロス(嫁):山下明彦、都築雄一郎
コロス(楽士の長):矢吹誠
コロス(楽士):吉川ゆう子、宇野映子、永井啓子、岩下泰子

YBT舞台動画アーカイブ
横浜ボートシアターのYouTubeチャンネルでは、劇団の過去舞台作品を随時期間限定配信して参ります。配信作品の更新ペースは隔週程度を予定。当劇団の様々なレパートリーをお楽しみください。