2026年2月21日語りワークショップ報告

最近の発声のレッスンでは、自分のその日の身体の響き方を感じながら、頑張らなくてもより響きが大きくなる体勢や力の抜き方、支え方を、各自観察しながら声を探る時間を設けています。こわばっているところに響かせて行くと心地よく整って行く実感です。

本日は参加者が比較的多かったので、三役に分かれて語るシーンに挑戦しました。

一人娘の照手姫を強奪した小栗に腹を立てた横山一家が、人喰い馬の鬼鹿毛に小栗を食べさせようとするも、小栗は鬼鹿毛を説得して逆に乗りこなしてしまうというシーンの一部です。

小栗が鬼鹿毛を雄大な自然や見事な武具にたとえて褒め称える一節の終わりから始まり、狂言回しの陰陽師、鬼鹿毛、そして小栗による丁々発止の語り分けが続く大変躍動的な場面を、参加者のみなさまが役をかえながら順々に語っていきました。

今冬のワークショップから、毎回様々なシーンに取り組むスタイルに変えたため、初参加の方をはじめ、本日この場面に初めて取り組む方も多くいらっしゃいましたが、みなさま果敢に取り組んでくださいました。短い一節を全員がかわるがわる語っては検討し、また同じ部分を語るというプロセスを踏むことで、一つの文章に様々な可能性があるという気づきがありました。

毎回取り組む文章量は少ないですが、その分一言一言に対する感度を上げて取り組むことができます。日本語の豊かさや奥行きを感じられるワークショップに、ぜひご参加いただけましたら幸いです。

予約・参加お申し込み・お問い合わせ(橫浜ボートシアター)
MAIL info@yokohama-boattheatre.org
TEL 080-6737-5208

目次